<今回の登場人物>
 アルバイト女子大生 乙女莉菜(おとめりな)
 マーケティング会社代表 真毛多美雄(まけたよしお)
 マーケティング会社若手社員 若手祐一(わかてゆういち)
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マーケティングリサーチは不要!?(その2)
~仮説のない調査は無意味~

3人で白熱する議論@テムズ

 
 若手社員
 「建設現場の『仮設』の話はともかくとして。。。」

 真毛多
 「うん、最近、『調査のための調査』が多くみられるね」
 乙女
 「え!『調査のための調査』って???」

 若手社員
 「調査の目的が本末転倒。経営トップなどから担当者が、『広告に投資を
 したんだから、調査をしなければいけない!』って言われてやっている。
 だから、調査をすることが目的で、調査をしておけば、企業の担当は安心。」

 乙女
 「それは、形だけでも調査をするってこと」

 真毛多
 「ひらたく言えばね。。。安易な調査実施は、とおりいっぺんの当たり前の
 結果しか出てこないことがほどんどだね」
 若手社員
 「マーケティングリサーチのなかでも、WEB調査が相当安価になってきて
 るし、売り込みも激しいようだから。。。」
 真毛多
 「確かに、ひとむかし前に比べて、調査実施のハードルは下がってきてるね」

 乙女
 「調査全盛???」

 若手社員
 「でも、いくら安いからといっても、調査の目的や内容に疑問符がつくことも多
 いですね」
 真毛多
 「こんなことが、いつまでもまかり通っていると、マーケティングリサーチの存在
 価値がどんどん下がってしまうよ。我々も気を引き締めないと」

 若手社員
 「だから、『仮説』を揉む調査設計に、うちは徹底的にパワーと時間をかけるんだ!」

 乙女
 「要は、『足場づくり』ね」

 若手社員
 「そう、今後の戦略づくりの根幹にかかわる『仮説』を創造していくこと。例えば、
 商品のどこに魅力があるのか、商品をどう伝えれば受け手に響くか、生活者ニーズ
 に合致するのかとかを徹底的に考えることだね」
 

 就活中の乙女、ひとり言のように
 「もう一度、OGの花高さんに会ってみようかな~。今日は何となくのOG訪問だった
 けど、次回は自分の足場を固めて、もう少し、しっかり話しができる気がしてきた」

 
つづく。。。