<今回の登場人物>
 アルバイト女子大生 乙女莉菜(おとめりな)
 マーケティング会社代表 真毛多美雄(まけたよしお)
 マーケティング会社若手社員 若手祐一(わかてゆういち)
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だんだん縮小するブランドイメージ(その2)
~認知が伸びると薄まる中身~

引き続き3人で白熱する議論@テムズ


 若手社員
 「当初、広告代理店から『ブランドイメージは認知者ベースでないと
 意味がない』と力説され、それで味辺課長は素直に。。」

 真毛多
 「そりゃ、広告代理店は、キャンペーン初期ではブランドイメージの
 数値が高く見える認知者ベースを中心にしたがるよね」

 乙女
 「ブランド好意度が15%と50%じゃ、50%の方が格段に素晴らし
 く見える結果ですからね」

 真毛多
 「その後、キャンペーンを継続すれば、当然ながら新商品のブランド
 の認知は上がっていくわけだよね」

 若手社員
 「はい。ブランド認知は、第1回調査で30%、第2回で56%、第3回
 で64%。急速に認知拡大していますね」

 真毛多
 「で、認知の拡大速度に、ブランドイメージの形成速度が追いつかない
 場合は、、、」

 乙女
 「認知者ベースで考えると、ブランドイメージは薄まっていくことになりま
 すよね。時系列でブランドイメージを見るときは全体ベースでみないと
 いけないってことなのか。。。」


 真毛多
 「まあ、両方の見方はあるんだけど」

 若手社員
 「そう、全体ベースと認知者ベース、たえず両側面でみなきゃいけないね」


 真毛多
 「若手君。味辺課長には、全体ベースでもブランドイメージスコアを時系列
 分析しなさいって」

 乙女
 「なんか簡単すぎるアドバイスですね」

 真毛多
 「一点に気持ちが集中すると、以外と周りや本質が見えなくなってしまうこと
 があるんだよ」


 乙女
 「あ、そういえば最近、フェイスブックはじめたら、やたら知り合いが増えて
 増えて、、、」

 若手社員
 「ははは、名前だけが知れ渡って、きっと『乙女ちゃんブランド』にも同じ現象
 が起きてるね」

 真毛多
 「確かに。肝心な人に、乙女さんの存在価値が上がっているかが問題だ」


つづく。。。